Humboldt State University
アメリカの大学

英語講座のある大学がハンボルト州立大学。アメリカの大学といえば広大なキャンパスを想像しがちだけれど、ここは何とかどうにか頑張れば歩き回れるくらいの、決して広すぎないちょうどいいサイズでした。レッドウッドの巨木がそこら中に生えていて、とにかく緑が多い。学校にもいろいろ特色があるけれど、自然科学の分野がとりわけ充実していて、雰囲気も堅苦しくなくカジュアルだ。正規の学生ではなかったけれど、IDカードがもらえて大学内の施設を一般の学生と同様に使うことができた。

図書館から大学のシンボル、ファウンダーズホールを眺める。

驚いたのはやはり学食でした。「デリ」スタイルで、カウンター越しにずっしりと重いサンドウィッチやハンバーガー、フライドチキンやタコスにブリトーなどが注文できて、プレッツェルやベタベタに砂糖がかかったドーナツに、チョコバーやチップスといったお菓子類も、もうホントにカラフルで目がくらくらするほど充実している。片っ端からメチャクチャに食い散らかしてみたい気がしなくもない。使い捨てのナイフやフォーク、プラスチックの大きなお皿やカップも惜しみなくふんだんに使われ、ゴミ箱に至ってはコンテナほどの巨大なものです。たかが学食ではあったけれど、そのランチメニューはアメリカ食文化のど真ん中をまるごと具現化していた。

自転車も見かけるが、やはり教員も学生も車が多い。

英語講座に加えて、ハンボルトにいた後半は正規の授業もひとつ取った。50分授業で週3回の森林学入門とでもいえばいいのか、身近な地元の森林問題を例にアメリカ国内の林業を学んでいくものでした。アルファベットがぎゅうぎゅうに詰まったテキストも買う。週3回のうち1回はフィールドワークになっていて、大学の裏山(といっても鬱蒼とした森)を歩き回って実際にドングリや木の葉から樹種を当てる内容で、なかなか楽しい授業でした。みんなとにかくまじめで講義中は熱心にノートを取っているし、教授と学生とのあいだで言葉も盛んに行き交う。50分だから集中力もお互い持続するのだろうか、リラックスしているが緊張感がある。軽々しく「留学」と世間では一口に言うけれど、決して簡単なことじゃないんだとこの授業を通して痛感する。